地域とプロスポーツの関係を学ぶ公開講座が26日夜、松山市文京町の愛媛大であった。サッカーのサンフレッチェ広島で宣伝・プロモーションなどを担当していた電通西日本松山支社営業部長の森山進氏(50)が、地元の企業や住民がプロスポーツと関わり地域振興につなげていくヒントを紹介した。
 文部科学省の「地(知)の拠点整備事業(COC事業)」の一環。愛媛大と松山市が開催し、学生や市民ら約70人が出席した。
 森山氏は、市民やメディアが立ち上がり、プロ野球の広島カープやサンフレッチェなどのプロスポーツの危機を救った経緯を解説。広島市民にとってプロスポーツは郷土への愛着や誇りだけでなく、「コミュニティーやエンターテインメントになっている」と話し、多様化する地域とプロスポーツの関係を説明した。